Blue Ocean Shift (パート1): ブルー・オーシャン戦略の5ステップ・プロセス

2005年にブルーオーシャン戦略が出版されてから12年。ブルー・オーシャン戦略を実際に適用してきた経験を集大成する形で2017年に、INSEAD教授のW・チャン・キムとレネ・モボルニュにより出版されました。

ブルー・オーシャン戦略の肝は競争の激しい既存市場(レッド・オーシャン)ではなく、競争のない未開拓市場(ブルー・オーシャン)を切り開くべきだと説きます。マイケル・ポーターの競争戦略が低コスト戦略と差別化戦略を両立不可能なものと定義するのと対照的に、ブルー・オーシャン戦略は両立し得るものだと主張します。例えば1000円カットのQBハウスなどがブルー・オーシャン戦略の成功例としてよく取り上げられます。忙しいお客さんが求めている、”清潔”、”スピード”を提供する一方、それほど求められていない余分なサービスである髭剃りやシャンプーなどを提供しないことにより既存の理髪店の1/3以下の値段でサービスを提供し大成功しています。スーパーホテルなども同じ戦略で成功した例です。

「Blue Ocean Shift」はこのブルー・オーシャン戦略を実際に遂行する際に役立つ強固なフレームワークを提供しています。本書では次の5つのステップを踏むことを推奨し、それぞれのステップを成功裏に運ぶためのツールを紹介しています。

ステップ1:ブルー・オーシャン戦略を適用するビジネスとチーム編成を決める

ツール:Pioneer-Migrator-Settler Map

ステップ2:現状を把握し、ブルー・オーシャン戦略の必要性を共有する

ツール:The Strategy Canvas

ステップ3:お客さんの不満点や満たされていない欲求をヒントに新しいビジネスモデルを考える

ツール:The Buyer Utility Map,  The Three Tiers of Noncustomers

ステップ4:新しいビジネスモデルを達成するために必要な戦略アクションを決める

ツール: The Six Paths Framework,  The Four Actions Framework

ステップ5:戦略アクションを実行に移すために組織を動かす

ツール:Blue Ocean Fair