戦略策定における外部環境分析

伝統的な戦略策定においては始めに外部環境の分析を行います。森を見回してから個々の木を見ていくのと同じ要領で、まずはマクロ環境、そして業界分析、最後に個別企業を取り巻く外部環境の分析をしていきます。

マクロ環境を見る際に便利なフレームワークはPESTELです。下記の項目がどのように業界に影響を与えうるかを見ていきます。

  • Political:政治動向や規制動向など
  • Economic:景気動向や金利動向など
  • Social:人口動態、ライフスタイル変化など
  • Technology:技術革新など
  • Ecological:エネルギー動向、環境規制など
  • Legal: 法制度など

マクロ環境を見る際にはいくつかのシナリオを考えるのが有効です。金利が引き上げられたらどうなるか?新しい環境規制が導入されたらどうなるか?など。

業界分析の第一歩は市場規模と成長性を見ることです。その次に、ポーターのファイブ・フォース分析で、業界の魅力度をもう少し詳しく見ていきます。

  1. 参入障壁
  2. サプライヤーの交渉力
  3. 買い手の交渉力
  4. 代替品の脅威
  5. 業界内競合

この5つの力が、先に作成したシナリオ毎にどのように変わるかを考えることも有用です。

さらに、バリューチェーン分析で工程毎にどれぐらいの競合がいたりとか、それぞれの工程毎の収益性を見ていきます。特にバリューチェーン分析は垂直統合をすべきか否かを判断する際に便利な分析です。

最後に個別企業の分析に入り、その企業の顧客セグメントの分析や競合がどのような戦略を持っているかなどの分析をします。その際に現状の分析だけでなく、潜在顧客や潜在競合にまで範囲を広げて分析する方がより良い戦略が生まれます。