あなたの会社の戦略は?

「あなたの会社の戦略は何ですか?」と聞かれて答えられますか? 答えられなくても心配することはありません。最近の調査によると自分の会社の戦略を簡潔に説明できる人は経営陣にもほとんどいないようです。

簡潔に表現された経営戦略(戦略ステートメント)は社員のベクトルを合致させ、目標に向かう力を増大させる効果があります。ただ漠然と日々の仕事をこなしているよりも、戦略を明確に理解している方が、仕事にも張り合いが出ますし、判断をする際の指針にもなります。

ハーバードビジネススクールのMichael Rukstadは、優れた戦略ステートメントには「事業目的(objective)」「事業範囲(scope)」「強み(advantage)」という3つの要素が含まれているべきだと言っています。

「事業目的」はゴールで、いつまでにと期限もあった方がより効果的です。事業範囲はターゲットとするセグメント。無駄な努力をなくすためにも共通認識を持っておく必要があります。肝となるのが「強み」でこれはどのように競合他社と差別化してゴールに向かうのかを述べます。

調べてもなかなか模範的な戦略ステートメントをもつ企業は見つからないですが、よく引き合いに出されるのは米国アウスウェスト航空の昔の戦略ステートメントです。

「短距離路線を小規模空港間で運行しサービスの簡素化、増便、ゲート回転率の向上により、格安航空会社として常に年15%成長を達成する」

事業目的、事業範囲、強みが全て網羅されている上に簡潔に表現され見事な戦略ステートメントです。サウスウェストは全社員がこの戦略ステートメントを理解し、説明できたと言われています。

 

アクション1:「あなたの会社の戦略は?」と聞かれた時に答えられるように、自社の戦略をサウスウェスト航空の戦略ステートメントを例に考えてみてください。答えられる人が少ないだけに、社内でのあなたの評価もあがるはずです。